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2009年3月 2日 (月)

ご近所の風景

ご近所で、ひっそりと存在していた古い平屋の木造住宅が解体されていました。Dscf2848a

屋根瓦をばらしている様子をみると、なんと泥葺き下地。

阪神淡路の震災時に、屋根の重みで倒壊したケースが多く報道され、軽量屋根へのリフォームが良くも悪くも進みましたね。

しかし、泥下地にもそれなりの意味もあるわけです。

今のように防水紙の性能がない時代、瓦葺きの隙間から、風向きによって浸みこんでくる水を、この泥で、保水させ、垂木などへの傷みを食い止めようというもので、防水紙代わりに杉皮などが泥の下に敷かれていました。保水した水分は、天候が良くなれば、今度は屋根が受ける熱で、外気へと放出する…、断熱性能もある、という、なんて自然な考え方なのでしょう。

日本瓦という、日本の文化・産業と、自然を生かした工法。

構造さえ今の技術でしっかりさせれば、エコ&長寿命化は間違いないような気がします。

しかし、(このおうちがどんな風に建て変わってしまうのかわかりませんが)このような工法は、なかなか現代では選ばれません…。

そうこうしている間に、技術を持った職人がいなくなり、技術要らずの簡単施工の屋根の連なる風景に、街は変化していってしまうのですね。

それが、一億総ハウスメーカー化ってイメージにつながっていくんですよね…。私の中では。

風景といえば、今やタバコも社会からしいたげられていますが、以前はたばこ公社。つまり国をあげて売っていたわけで、街角には必ずたばこ屋さんがありました。

今から20年後、そんな街角のおじちゃんおばちゃんがたたずむたばこ屋さんがどれだけ残っていることでしょう。。。

社会・政治の動向と街並み風景や文化とが、実はとても密接な関係である事が、少しご理解いただけたらと思います。

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