まちの風景
マンションリフォームの仕事の関係で、管理事務所へ竣工図書等関連図面や注意事項の確認に出かけてきました。
そのご近所で、歩道に面して、突如歩道にまたがる庇が。
地域的には、比較的高級住宅地と言われる地域の洗練された街路です。
建物は、木造平屋で、軒が道に下がっており、外壁は杉板の押縁下見板張り。
元々は、どうやら長屋形状で両側がずっと同じようにつながっていたようです。
(というのも両側は、切り離した状態でトタン張りとなっていました。)
ガラスのショウケースの納まりが繊細できれいです。細い杉桟で溝に入れ込んで内側でフラットに押縁を納めていて、格好がいいです。
腰のタイルも定番ポイントですが、シンプルに仕上ている感じが、古くても新しさを感じます。
上部のガラス装飾もなかなかなのですが、外付けにアルミ製のシャッターをつけてしまって少し隠れてしまっているのが残念です。
きっと夜は照明が仕込まれていて電飾になるのではないかと思います。
奥に、おばあちゃんがちょこんと腰掛、テレビを見ていました。
間違いなく、この街の原風景に貢献してこられた人・建築かと思います。
しかし、こうしたまちのたばこ屋さんの行く末は多難。。。まちに愛着を持つ方たちが、引き続き活用していくことができたらいいなと、思ってしまいます。
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