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2009年11月

2009年11月29日 (日)

実践報告会

新建築家技術者集団という建築運動団体の神奈川支部の今期事務局長なることをしております。

団体については、webHPを参照してください。

(神奈川(以外でも)でご関心のある方がおりましたらぜひメール等連絡をくださいませ。)

建築技術者の集まりですので、設計事務所だけでなく、研究者や施工者、審査機関にいる方などもいらっしゃいます。

いろんな学習企画やまち歩き企画などをしておりますが、この時期、毎年行っているのが、実践報告会。

みなさんの日ごろの仕事を語っていただく会です。Dscf5634

大変な思いをしたこと、良かったこと、失敗したこと、地域での取り組みのことなどなどを、みんなで討議します。

先日、厚木でこれを行いました。

Dscf5633 海外へ旅をしてきての街並みについての考察の報告や、

構造実験の工事監理に関わっての報告や

公共工事の監理業務からの教訓の報告や

地震予知技術の今とこれからの取り組みの話やら、

古民家保存活動の話や、逆に古民家を2世帯住宅に建替えざるを得なかった話やら、、、

建築プレビュー誌では、絶対に目にすることの出来ない話ばかりです。

私は、毎年報告をしてきていますので、今回は控えました。(笑)

自分たちの仕事細かな部分を技術者間でオープンにしていくことはとっても大切なことだと思います。

どうしても独りよがりなすすめ方になりがちな、ものづくりの世界ですから、

いろんな目で検証できるのはすばらしいことです。

この後は、少し早い忘年会と相成りました。(ハイ、いつものことです。)

来週は、欠陥住宅ネットの太会が東京であり参加を予定しています、、、

(暮れで、いろいろとドタバタして時間的に大変な時期ではありますが、、、)

のでまた報告してみたいと思います。

2009年11月24日 (火)

さりげないアピール

古いおうちの改修で、先日基礎補強を行いました。

大谷石2段積みの基礎を、内側から耐圧スラブのようにし

立ち上がり部も含めて、ケミカルアンカーで縫い付けるように一体化させました。

いろいろな考え方があろうかと思いますが、

大谷石といっても、どこ産のものかはわかりませんが、かなり硬くしっかりしたものであったことと、

床下を剥いだところで内側からの補強がやりやすくなったことなどから選択しました。

と、まじめな話ばかりもいかがなものかということで、

この現場の鳶さんのトラックにさりげなくアピールされていた写真をアップしてみます。

Dscf5540

いや、トラック野郎的装飾をしている某工務店の設備屋さんのトラックなどなど(笑)、

派手な素材は多々あるのですが、

この場合、いかにもっていう感じではなくて、

極ごく普通のトラックにさりげなく主張している感じがなんかいいなと思ったもので。。。

爆走しすぎに注意してほしいものです。(笑)

2009年11月23日 (月)

住宅基礎用コンクリートのこと

今年春、JASS5(鉄筋コンクリート工事、標準仕様書)の改正がありました。

ここで、新たに「住宅基礎用コンクリート」という規定が加えられました。

これまでは、「簡易コンクリート」というカテゴリーでしたが、

住宅等の小規模建築であっても簡易とせず、規定を明らかにするようになりました。

長期優良住宅認定との関連もあろうかと思います。

Jass5 「建築技術」2009.4月号からの抜粋です。

私の事務所では、平成12年以降(木造軸組の改正があった時)は、意識的に、住宅基礎コンクリートの設計基準強度は21N/m㎡以上としていました。

そうしますと、品質基準強度として+3N/m㎡、それに温度補正(打込みから4周までの平均気温が16度未満の場合、つまり真夏、真冬以外)で+3N/m㎡を加えると、実際に現場に届くコンクリートの呼び強度は27N/m㎡となります。新JASSでも、これであればどんな条件でもOKとなります。

昨日上棟しました、小さな木造住宅では、設計基準強度24N/m㎡を指定しました。

そうしますと、呼び強度はこの時期、30N/m㎡となります。

水セメント比55%以下にて、とても締まったコンクリートとなり、

コンクリートの中性化を抑え、耐久性が増すことになります。

これは、旧JASS基準ですと、「長期級」(大規模補修不要予定期間としておよそ100年)に値します。

新JASSでは、更なる高強度コンクリートの規定を設定し、「超長期級」で200年住宅仕様が加わりました。

もちろん、基礎コンクリートの耐久性を増すためには、

それに伴った、かぶり厚さの確保や湿潤養生期間などなど、遵守事項がありますが、

それらは、設計で寸法を指定し、現場で注意すれば案外クリアしていけます。

コンクリートも規格強度であれば3N/m㎡強いものを発注しても、住宅規模でしたら、コスト的にも数万円程度の差なので、決して大げさな内容ではありません。

設計事務所の監理は、こんなところも気にしてやり取りしています。

鳶さんや大工さんたちと一席がありましたが、

いやーあんな硬いコンクリート打ったの初めてだったよ~、、、

立ち上がりの型枠を支えるのに釘を打とうとしたら刺さんないんだよ~なんて言ってました。

もちろん充実した笑顔でです。

ちなみに、事前に配合計画書で内容を確認した上、打設後の強度確認は、

打設時に受け入れ検査をし、コンクリートピースをとって、1週後と4週後の圧縮試験を行い確認しています。

圧縮試験も一番いいのはもちろんコンクリート会社ではない第三者検査機関。やや費用が掛かります。

費用順に言うと、その次が、コンクリート会社が行う試験。それにも2通りあって、ちゃんと現場で試験ピースを採取する形と、ミキサーに入れ込む際に会社内でピースをとってしまう形。

コストと住み手の方のこだわりもありますが、私は、最低でも、

コンクリート会社による現場での試験及び現場採取を行って強度確認をするようにしています。

住宅基礎のコンクリート一つとっても、まだまだ語りつくせないくらいの細かな基準の世界があります。

みなさんは、お住まいの基礎コンクリートの事、どこまで理解されているでしょう。

大事な部分なのですが、街中でつくられているメーカー住宅や建売などの様子をみていると、

怪しい感じのところが少なくないように思います。。。わかりにくい部分ですもんね。。。

2009年11月20日 (金)

首都圏で大地震が起きたら

たまに、うなされるように目が覚めることがあります。

現在、私44才。あと20年くらい仕事が出来たらいいところか、と想像するとき、

いつおきても不思議ではないといわれる首都圏を襲う大地震は、

これからの20年以内に来る可能性はかなり高いのではないかと思うのです。

そのときの目が覚めるまでは、こんな風、、、。

これまで関わってきた住まい手の方からの連絡が鳴り止まず、

心配なのですぐ見に来て欲しいと、、、しかし、自分の住まいもチェックせねば家族は守られない、、、。

そんな中、応急危険度判定士の連絡網で、出動せよと、、、。

あっちもこっちもになってしまうのですけど、やっぱり自分がこれまで関わってきた住まいが気になってしょうがない。。。

あそこらへんが大丈夫か、など、、、設計で悩み、現場でも苦慮した箇所への心配がよぎる。。。

はたまた、近所のお母さんたちからも、ウチも見て欲しいとか、顔を見ると言ってくる状況。。。

しかし、体力的にも高齢になってくるときつくなってきていて、

もっとじっくり調査させて欲しいのに、、、と、ストレスを感じ、かつ納得いかない結論づけをせざるを得なく、どんよりと重たい印象のまま、目が覚める。。。

といった夢をたまに見たりするのです。

リアルなんですよね。またいろんな方たちが登場してきて、見てくれと言われる。。。

実際もそんな感じなのかなと、シュミレーション訓練のつもりで受け止めています。

期待とプレッシャーとで押しつぶされそうになるのですが、

とにもかくにも、自信を持たねば、、、そのためには、もっと学習しなくては、、、。

などと思いつつ、今現実の課題が良かったのか良くない点があるとしたらどの辺りか、どう改善するのがいいか

振り返りながらの日々でございます。ハイ。

2009年11月10日 (火)

たまにの近況報告です。

たまにの近況報告です。

たまに、話題にしてきました、大きな現場(RC造地下あり6層)が、これから内外装を本格化させ、

年明けの1月末から2月中旬くらいまでに完了予定です。さあこれからが勝負です。

それから、

木造2階の住宅が、いよいよ来週上棟予定です。

年内は、瑕疵担保保険の中間検査(100㎡未満のため審査機関の中間は無し)を受けて、

内外装工事の切りの良いところまで頑張る感じですね。

それからそれから、

古いおうち(木造2階)の改修が1月末には引っ越ししないといけないという

タイトなスケジュールで動き始めました。。。正月休み返上でセルフサポートか。。。(笑)

また、

隣家の火事で被害が出てしまった2年前に設計監理させていただいた住宅(鉄骨3階耐火建築)の

改修工事の監理をさせていただくことになり、こちらも動き始めました。

手壊ししながら、調査しつつの改修で時間は想像以上にかかりそうです。

というところが今、動いている現場です。

基本設計中なのが、鉄骨3階の住宅+駐車場の住まい。

年内基本完了して、実施へすすめたいところです。

こちらもイメージの共有化に時間がかかりそうな状況となっています。

他には、欠陥ネット等や弁護士さんルートからの相談サポートが2件。

一つは、地下室マンションの結露問題。一つは木造注文住宅の監理者不在ですすんだ問題工事。。。

どちらも、問題がどこにあるのか、その対策をしっかり練ってのぞんでいかなくてはいけません。

と、

だいたいこのような状況で、年末から年始にかけてすすむものと思われます。

先日、珍しくHPを見てと、ご連絡を頂いた方の相談を受け(ご近所の方でした)、

建築の調査をし、今後の活用についてのコメントをまとめる仕事を引き受けました。

その後の検討のお役に立てばと診断やら作文やらしております。

と、ドタバタとしているわりに、やっぱり懐具合は厳しい、、、。

もっと頑張れるかな。いや今頑張っておかずしてどうする。

と言い聞かせています。最近の近況でした。

皆さん、お越しの際は、一言でも良いので、ぜひぜひコメント残していってくださいね!

ではでは。

2009年11月 9日 (月)

古いおうちの手壊しがはじまりました

古いおうちを改修すべく、手壊しによる解体がはじまりました。

大きく亀裂が走っていた土塗り壁を剥がし落とすと、、、

Dscf5227 柱という柱が、なんと、

2階の桁までの通し柱となっていました。

2階の床胴差しレベルに横架材が無い。。。

2階の床の支え方は、内側からみると

7寸の梁成に見えたのですが、

これは実は、根太掛けのような薄さで

これら通し柱に欠きをつくって納められていました。

こういうのは、正直初めて遭遇しました。

秋田からの移築と聞いていましたが、そうした工法があったのでしょうか、ちょっと調べてみようかなと思いました。詳しい方がいらっしゃればお教えいただきたいです。

外周からは、構造用合板(3’×9’版)で耐力を上げていこうと考えていますが、合板の縦方向に継ぐための受け材をそれなりの材料をあて横架材の役目を担っていただかないといけなくなりました。

Dscf5240 床柱も床束一体で延びています。

基礎は、大谷石2段積み基礎です。若干の地盤沈下現象が見られます。

費用と時間はあまりありません。。。

プチリフォームなんてかわいいものではなくなってきました。

方針を適宜打ち合わせし確定し、動かしていかなくては、みんな悩んでしまって先へすすみません。

古いおうちを活かしながら住むためのハードルは、なかなか高いものがあります。

とにかく住み手の考えをうまく引き出して、共通認識化で一緒に解決していけたら、、、と思います。

2009年11月 8日 (日)

上棟のお祝いがありました

大きな現場が動いています。

地下1階地上5階の建て主さんの住宅、事務所を含む共同住宅です。

上棟といいましても、

最上階のコンクリート打設後、少々片付いたところで暦の良い日に、

ご好意により行われました。

Dscf5211

11月となりますと、夕方日の暮れるのも早くなりました、、、

もう夜のような暗さとなってしまいましたが、月が大きく現れ、とても神秘的な空気が流れていました。

最上階にて、四隅と中心部にお清めのお酒、お米、お塩を三度づつ蒔き、

これまでの工事に対する感謝の気持ちと、完了まで順調にすすめていけるよう手を合わせました。

Dscf5213_2

地階にて、なおらいが行われました。

この現場の難しさや大変さからなのか、

監督以下、みなさん、この後は、大酔っ払い状態となりました。

変形高低差のある敷地条件、そして面積も、からぼり要件も、、、目一杯の活用となっており、

役所等の検査、、、太陽光発電関係の完了、、、完了引渡しまでは、まだまだ目が離せません。

気を引き締めていかなくてはと、その責任の重さを再確認した日ともなりました。

P.S.プライバシー保護のため画像は解像度を落としております。

2009年11月 2日 (月)

暮らしの痕跡

都内某所です。

長屋を切り離して駐車場になってしまったようですが、、、

Dscf3429

舗装されている状態を良く見ると、

Dscf3430 なぜか

排水ルートであったであろう箇所だけ

モルタルで埋めてあり、

それ以外はアスファルトで舗装してあります。

長屋は、ほぼ同じプランで水廻りがあった

ことがうかがえます。

それにしても、なんか電気の基盤のように見えます。

あるいは、端っこ同士から走ってきて、出会いがしらにジャンケンをする陣取りゲームなんかして

遊びたくなってしまう。(笑)

なんだか気になる、暮らしの痕跡です。

2009年11月 1日 (日)

瑕疵担保履行法保険の配筋検査がありました

先日住宅瑕疵担保履行法の配筋検査がありました。

10分程度で終わってしまいました。もちろんOKです。

小さなおうち(木造2階)の基礎ですので、見所は限られていますので。。。

ここまでの流れをダイジェストで書いて見たいと思います。

Dscf4359 SS(スウェーデン式サウンディング)試験

という方法で地盤調査を行いました。

木造2階の計画では、この試験はすでに必修ですね。

3階規模ですと、

やぐらを組んでのボーリング調査も必要だったりします。

建物の構造、重量、基礎計画との兼ね合いで適した

地盤調査が必要ということですね。

手動式ではないこのような機械式は初めてでした。

100キロの重さでロッド(鉄の棒)がどのくらい沈むか、

自沈の無い場合、これを回転させて、25センチ沈むまで

何回転したかで、地盤の強さを知る、といった非常に簡易なものでもあります。5箇所データをとりました。

Dscf4965その結果から、柱状地盤改良を5m行うことにしました。

敷地は、4m公道に2m接していてその通路の奥での計画、、、

しかも電柱が公道にあって、隅切りがないので重機が入ってこれない

のではないかと心配していましたが、なんとか入ってこれました。

地盤には、すでに改良位置がマーキングしてあります。

このあと、根切りといって土を掘ります。

根切り底の地盤の状況を確認し、しっかり重量が伝達されるように、

杭頭レベルを基礎下レベルにくるよう設定し、それを確認します。

20091020_tue_001_2 20091019_mon_003_3

Dscf5174 Dscf5172

20091030_fri_007 Dscf5171 砕石及び目潰し砂利層120ミリ転圧後、

防湿用ポリエチレンフィルムを敷き、捨てコンクリートを行った上、位置を再確認し型枠を建て込み、配筋へ。

べた基礎下のかぶり厚さ60ミリ以上、立ち上がりコンクリートの外側ホールダウンアンカー外で60ミリ。

コンクリートの厚みはともに150ミリ。(これで内外60ミリ確保できる。)

鉄筋はすべてD13(異形鉄筋13φ)@200です。

(基礎スパンで決まってきます。瑕疵担保履行法でも規定が出ていますね。)

立ち上がり筋にフックはつけていません。フックをつけてしまうと、その鉄筋の曲げ半径との関係から

150ミリの幅の基礎ではかぶり厚さが確保できなくなってしまうためです。

かぶり厚さは、コンクリート基礎の寿命に影響を与えてしまう大切な要素なんです。

ホールダウンアンカーの位置や埋め込み定着長さのチェック、鉄筋同士の重ね継ぎ手長さのチェック、

床下点検用開口の補強についてなどが主な見所となります。

と、たまには、技術的なさわりを書いてみました。

一つ一つが大変奥深く、かつ実は大切なことという事が伝わったらいいなと思います。

なにせ、長期優良住宅仕様でつくった家とそうでない家とで震動台にのせて揺らしたら、

長期優良住宅仕様が倒壊したって、、、いうくらい、マニュアルの危うい時代。。。

実際の性能は、数値や机上の論理だけではない経験の蓄積も加味して実証していかなくてはいけないように思います。

設計と監理の役割は、本当に重要なんです。

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