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2009年12月

2009年12月31日 (木)

2009年の総括のつもりが…。

小野建築設計室と致しましては、

年内は、12/28(月)を仕事納めとし、29(火)~1/4(月)までを休暇といたしまして、

仕事始めは1/5(火)からとさせていただきます。

2009年、お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。

引き続き、来年もよろしくお願い致します。

と、29(火)から1日半くらいの予定で、年賀状の準備をしようと思っていましたら、

なんと、パソコンが立ち上がらない…。

事務所スタッフ一人1台で、計3台(ノート×2、デスクトップ×1)ある内のノートで、2002年12月下旬に購入したシャープのメビウス。丸7年もの。。。(仕方ないのかな、、、。)

その中にだけ「筆王」という年賀状ソフトが組み込まれてあって(他のパソコンにコピーできない)、そこに宛名情報が全部入っていたのです。

予兆はあったので、その中のデータをエクセルに写せないかなど試そうとしていた矢先、、、。

結果として、パソコンの復活は諦めて、

新たに宛名住所情報をすべて、別のパソコンで打ち直してデータ化することに。。。

近年、事務所からの年賀状は発送約150枚、プライベート版年賀状が約150枚、計300名超えのデータを、昨年、一昨年の届いた年賀状を見直したりしながら、大変な作業となってしまいました。

悪戦苦闘の末、やっと、その約300枚超えの年賀状をポストインすることが出来ました。

31(木)大晦日の11:00です。(笑)元旦には着かないかもしれませんね。

予兆があったことから、他のパソコンにも入れられてみんなで管理できるようにと、新たな年賀状ソフト「宛名職人2010」を慌てて購入してあって、それでやろうと思ったら、今度は裏面がうまくいかない。。。

事務所用もプライベート版も、その年の仕事の写真やスナップ写真を散りばめて作成しているので、裏面1面内に15枚程度貼り付けます。それが、いくら画像解像度を小さくしても10枚くらいで「メモリー不足」というダイアログが出て、そこまでのデータも消えてしまうのです。。。

結局、裏面はワードで作成して、宛名だけ「宛名職人」に頼った次第です。慌てて作業したので、文字フォントを変えることもできず、行書体のちょっと読みにくい宛名となっていて、調整できませんでした。。。

ノートパソコンを買う決意をしつつも、メビウスをどうしよう…などなど、やや放心状態です。

事務所内の掃除は、目標の7割を済ませてあったので良しとしても、おウチの方が何もする気にならない…。

なんだかドタバタの暮れとなりました。

2009年12月24日 (木)

瑕疵担保履行法の防水検査

少し前に、大きな現場の住宅瑕疵担保履行法の防水検査がありました。

(参照過去ログ  タイル引張試験上棟のお祝いがありました現場の空気大安

配筋の検査はわかりますが、防水の検査ってどういうことをするのかなと、思っていましたが

案外サラッとしたものでした。

防水工事施工要領書とそこに記載している工事仕様と工事手順と、実際の工事記録写真とを照合確認した上、

Dscf5878 現場の状況を立合い確認しました。あわせても30分もかからないくらいのものでした。

押さえコンクリート打設後の検査と言われていたので、放水したりするのかなと思っていましたが、

そうしたことは無かったです。

現場としては、押さえは打っていましたが、立ち上がり部の処理が未だの状態だったので、少々心配していましたが全く問題なく終了しました。

鉄筋コンクリート造建築の場合の防水検査は、このくらいしかやりようがないようです。

(画質は、プライバシーに考慮し落としています。)

そこで、思ったのですが、(ちょっと話は横道にそれますが)

実は、別件の住宅相談で、この瑕疵担保履行法の保険加入をしないで工事がストップしている

木造2階の住宅が、(構造的な問題があちこちに散見しているのですが)引渡しが受けられないでは困るので、

保険加入をなんとか後付けでもいいのでしてほしいとしたところ、

保険会社が現地に来て、補足図面の要求等をしてきたようですが、その状況を聞いてちょっと驚きました。

地盤の問題や基礎配筋の問題などは、そのままに?防水に関してのみの指摘で、是正報告でOKとの内容。。。

保険業者としては、やっぱり雨漏りが最も保険金対象になりやすい。

他の構造的なものは、大規模地震などが起きない限り瑕疵問題とはなりにくい。

よって、保険加入したいというお客さんに対して、そこだけはしっかりしておいてくれればいいですよ、

ウチは収入になりますし、、、といった姿勢を垣間見た感じがしました。

しかしですよ、一般への広報イメージや法の趣旨からすると、ズレがあるように感じます。

瑕疵担保履行法の設計基準へのチェックも含めて、より安全なチェックがなされることへの期待、

完成後も保険が何かの際には補填してくれるという期待、とは違ってチェック自体もケースによってはあいまい、、、

つまりは被保険者獲得合戦のような営利的立場では、やっぱり消費者は守られないのではないか。。。

と思ってしまうのです。

これが、民営化の流れ、別組織をつくっての民活の姿か、、、。

なんだか私には、天下り問題と重なって見えてきました。住宅瑕疵担保履行法。。。

はじまったばかりですが、検証が必要かもしれませんね。

2009年12月21日 (月)

三和土にチャレンジしたマンションリフォームのその後

少し間が空いたのですが、玄関タタキに本物の三和土をセルフ工事していたマンションリフォームの完成後に伺ってきました。

洗面トイレとキッチン、浴室以外すべての床を畳にしたのです。

その畳も農薬等の物質を含まない畳床や井草表などにこだわって、いろいろと調べコスト比較などをされた結果、

健康畳の植田さんに依頼することになり、それ以外の仕事は済んでいたのですが、

やっと先日畳が入ったのです。

これは建て主さんのこだわりでした。ずばりスリッパの要らないマンション暮らしです。

畳屋さんも、マンションなのに林の中にいるみたいですね、写真撮らせてもらってもいいですか?

なんて言って写真を撮られていかれました。(笑)

今日のところは、ディテール写真のみ貼り付けてみることにします。

そこからこのマンションリフォームの全容を想像していただけたら良いかなと思います。

追って、また報告してみたいと思います。

以前スイッチプレートを紹介しましたので、こちらと見合わせてみると雰囲気がわかるかもしれません。。。

自然素材というのは、香りも肌触りも本当に落ち着く気持ちになるものですね。

スタッフの宮野さんは、住みたい!といっていましたが軽くいなされていました。(笑)

Dscf6082 Dscf6083 Dscf6084 Dscf6153 Dscf6104 Dscf6108 Dscf5066_2 Dscf03

2009年12月20日 (日)

瑕疵担保履行法の中間検査がありました。

木造2階建ての新築のお住まいの中間検査が先週ありました。

配筋までのところで、少し紹介しましたので、ここでも少し細かな技術の紹介をしてみようと思います。

さまざまな木組みの方法がありますが、この現場では、一般在来工法です。

主に仕上げも大壁仕上げ(柱や梁は見えずボード内に隠れる)になります。

(それは、以下の材種についても、設計打合せによって、建て主さんのご希望により決定します。)

土台は檜4寸の心持ち材(年輪の心を持った材)で、既製品のネコ土台を活用して床下換気をつくり出します。

通し柱は、4寸のアカマツ集成柱、他柱は杉材、梁は尺梁等一部は集成材、他はベイマツ、KD材といわれる機械乾燥材となります。

最近の木造住宅としては、極ごく一般的な構造材種といえるかと思います。

Photo_2 まず、構造材種が現場に来たときの含水率をチェックします。

15%以下であることを確認します。

よくある質問ですが、

雨が降って濡れてしまっても大丈夫なのでしょうか?

というものがありますが、こうして毎回測定してきてわかるのですが、

乾燥材は、2~3日の雨に打たれても丸一日晴天があれば、すぐに15%以下に戻ります。

この日も実は前夜に雨が降りました。心材の端っこで測定すると実は15%以上を指しましたが、

心付近では

数%しかありません。翌日には乾燥します。01_5

02_2

ホールダウン(引抜)金物や筋交い金物、羽子板金物、垂木へのひねり金物等々、

平成12年の告示改正に基づくZ金物同等認定品にて緊結していきます。

これらは、その金物に合った指定ビスをその金物に指定された本数で設置しなくてはいけません。

屋根は、構造用合板下地にアスファルトルーフィング940適合品の上、コロニアル(クボタ松下)葺きです。

雪止め金物をつけたりもします。このあたりも極ごく一般的といえる価格的にも安価な仕様です。

Photo_5 構造用合板は、より剛性が増すように千鳥張りします。

小屋裏には棟換気金物を設置します。妻壁にも設置しますので、換気量としは充分すぎるくらいです。

今回の計画では特に小屋裏を活用しないことにしていますが、将来的なことも考えて天井を開けても

空間確保しやすいような小屋架構をしています。

妻側に設置した小屋裏換気用のフードを換気扇に置き換えられるようにPhoto_6 こっそり考えてのことです。

上棟は、簡易に建て主さんと施工者さんと私とで4隅にお酒とお米とお塩でお清めをして、安全祈願を済ませました。

ところで、住宅瑕疵担保履行法の中間検査ですが、

こちらは、非常にさらっと済みました。

筋交いの状況とバルコニーの防水下地状況を見て20分もかからず修了でした。

Photo_7 (検査員の方が診ています。)

外壁は外通気工法による防火サイディングの縦張りです。

防水透湿シートが見えますね。

このあたりも極ごく一般的な仕上げといえると思います。

外周に構造用合板などを張りまわしたりはしません。

外通気工法の意味がなくなってしまいますので。

と、今日はこのあたりで…。

構造用合板の話、防蟻処理の話、断熱材の話など、折を見て情報提供をしていけたらと思っています。

この現場は、コスト的にも、仕上的にも考え方的にも極ごく抑えた、仕様となっていますので、

現在の標準をとらえるのに、一般の方には参考になるのではないかと思います。

また、設計監理としてのチェックの視点などが伝えられたら良いかなと思っています。

では、またの続編まで。

2009年12月17日 (木)

大切にしている腕時計

先日のブログで腕時計を修理した話を書きましたが、

その腕時計がこれです。

スイスのNeol社という会社のものです。最近はめっきりみられません。

この腕時計は、大学を卒業して設計事務所に勤めた最初の暮れに、

自分へのご褒美に、当時川崎に出来たばかりの丸井で買いました。

確か¥18,000-くらいだったと記憶しています。

もう22年ほど使っています。

Dscf6019_2  この間、バンドは2年に1回程度で取替え、ガラスも1度取り替えました。

今回もガラス交換が基本でしたが、分解清掃までを依頼しました。

というのも、1年ほど前、間違ってポケットに入れたまま洗濯してしまい、

内部に水が入ってしまった事があり、

そのときは、近所の時計屋さんに持っていくと、

とりあえずガラス面を外して数日乾燥させて復旧することとなりました。

しかしこの時、ガラスを時計屋さんに傷をつけられてしまい、

挙句の果てには、もう古いので買い換えたら…てな始末。。。

腕時計などの、身につけるものって高い安いでもなければ、古い新しいでもない。

気に入って愛着を持っているかがその価値を決めるものだと思うのです。

時計屋のくせに、そんな腕時計の愛着や想いがあってこそ持ち込んだというのに、

そんな心無い、意識のない発言に、がっかりしたのです。

それから1年、ガラス面の端の欠けた箇所から、水が入りやすくなり、

雨の日などガラス面内部で結露したりしていたので、なんとかガラス面を早く入れ替えたい。

それもこの腕時計の価値をちゃんとわかっている人に分解清掃までを

気持ちよくお願いしたいと考えてのことでした。

とりあえず、現在は問題なく使っております。ハイ。

なかなかモダンな文字盤と針だと思いませんか。

今も変わらずお気に入りです。

2009年12月14日 (月)

タイル引張試験

先日、鉄筋コンクリート造の大きな現場(私にとっては)で、いよいよ足場解体時期も迫ってきたことから、

外壁タイルの引張試験を行ないました。

この計画は、最上階のオーナー住戸のみ、RCB外断熱工法としていまして、

ロックセルボードという不燃認定断熱材を躯体に打ち込んでいます。

その上にタイル張りとしているのですが、

共通仕様書などにある打診棒によるタイルの浮き試験では、

この断熱材が打込みしている箇所では打診音による判断がつきません。。。

そこで、各面複数個所の引張り試験を行なうことにしたのです。

Dscf5667_2

Dscf5670_2

Dscf5833_2

まず、引張試験のサンプルは、施工後2週間以上経ったものとします。(共通仕様書に基づきまして)

やはり、コンクリート躯体に張ったものと断熱材の上に張ったものとでは、若干強度に違いがあるようでした。

しかしながら、ともに、0.4N/m㎡以上の強度を確認する事ができました。

剥がれ面の観察写真を2枚公開してみます。

コンクリートや断熱材などの基材から引っ張られているということは、

その接着力がしっかりしていることの証ともいえます。

これから、徐々に足場が取れて、年末にはその全容がお披露目されます。

ちょっとドキドキしてきました。

2009年12月13日 (日)

新築しない建築士

日本では今後、今まで経験したことの無い人口減少を迎えます。

景気対策などとよく言いますが、確実に消費購買活動は減るでしょうし、

住まいも供給過多となり、確実に余ります。

維持管理を怠ってきたマンションは価値が目減りし、処分もままならなくなれば区分所有法の縛りから、

手が付けられなくなり、ゴースト化していくかもしれません。。。

戸建もすでに供給過多なので、減築、改修を繰り返し維持していくことがベースとなっていくことになります。

土地ころがし的分譲活用は、減っていくことでしょう。

そうした中、私たちの分野では、

不具合を宿した建築についての調査、鑑定、調停業務の量が増大し、

さまざまなチェック機関に建築士が必要になり(すでにその現象が勢いを増してきている)ます。

環境的観点からみても、建替えるという行為は、

解体搬出、廃棄物等の問題、外材を輸入するエネルギー、新建材の製作活動におけるエネルギーの問題など、、、

あまりにその代償は大きいと思います。

減少する経済活動を容認し、かつ低いレベルで安定化を求めていかなくてはいけない、、、。

そのためには、国内ベースで身近な仕事を創っていく必要がある。

それが、例えばよく言われる、国産資材の供給システム、

工場から生産される建材だけではない山から現場へ供給されるシステム、

そこに人が関わる仕事が発生する。

こうした流れが必要になってくるように思うのです。

今後、新築しない、新たに造ることをしない住まいに関わる建築士が、

結果として必要とされる時代の流れとなってくるのでしょう。

建築士の私が言うのも変ですが、

新築はもう止めましょう。(笑)

身近にある地域の財産に目を凝らし、極力生かせるものは活かして、

よりよい暮らしの基盤を、身の丈に合わせ、小さく考えたい、、、。

小さな暮らしは、人と人の距離も縮まり、人の感度にとってもいいこと、、、

豊かさとはなにか。。。モノに固執した経済成長の時代からの脱却をしていかないといけないように思ったりするわけです。

きっと今、景気が…などといっている状況の中、そこそこ忙しくしていられるのは、

そうした視点で人と出会って、話しているからなのかもしれないと思ったりしました。

慌しさやモノの豊かさ以上の、豊かなものづくりをしていきたいものです。

なんだか書いているうちに同じ事を繰り返しているだけのような気がしてきました。。。(笑)

のでこのへんで。

2009年12月 8日 (火)

駅のトイレ

先日、比較的近い駅ではありますが、実は利用したことの無い、南武線の尻手駅を利用しました。

(腕時計を修理していただいたんです。そんなお店を探しまして…。)

国道をまたいだようにホームがある駅です。まあ首都圏には、五反田駅をはじめ多くありますね。

その中では比較的古いほうの部類に入るのではないかと思います。

私は、一瞬、銭湯かと勘違いしそうになりました。(笑)

Dscf5804 なんか、首にタオルをかけて、

サンダルか下駄履きで、

桶を抱えて出てきても違和感が無い、

そんな雰囲気がして、、、

ちょっと笑えました。

のれんの色を変えているところもいいですね。

トイレなんですけどね。(笑)

ホームへの高架橋へ登る階段踊り場の脇にありました。

バリアフリー化はされていません。。。

のれんの洗濯は駅員さんがされているのかな?それとも委託の掃除会社のおばさんかな?

でもなんか、手づくり品が一つあるだけで、なんでこんなに温かみのある空間になるのだろうと、、、

改めて、人の手って魔法を持っているなと思ったりしてしまいます。

2009年12月 7日 (月)

欠陥ネットの大会

 125日(土)6日(日)別名、欠陥住宅全国ネットの東京・水道橋で行われた大会に参加してまいりました。私は都合で5日(土)のみの参加でした。これは、私個人が、欠陥住宅関東ネットの建築士会員であることと、全国を巡回しての大会が今回は東京で行われるということでのことです。

 冒頭に、吉岡弁護士より、ここ数年の欠陥住宅問題を取り巻く状況として、スーパーゼネコンの欠陥建築が相次いだ件、住宅瑕疵担保履行法開始後の諸課題、政権交代と建築基準法改正の動き、民法改悪の動き、エレベーター事故、消費者庁のこれからなど、、、耐震偽装問題以降さまざまな法改正の動きがあったが、まだまだ欠陥住宅問題を取り巻く状況は改善されていないといったお話がありました。

 そして東京工業大学、田中教授による「エポキシ樹脂によるコンクリートひび割れ補修で考えること」というテーマで、RCの亀裂補修などで万能だと思われているエポキシ樹脂について、製品化までのJISの静的試験では、耐久性などへの検証がなされていないことから、検証実験を行ってきたお話でした。コンクリートのひび割れは、温度変化等によって動きがある。一日の温度変化の中にあっても開いたり閉じたりを微小ではあるけれども繰り返している。これを1年間あるいは1020年と繰り返しひび割れのムーブメントが起きた場合に、エポキシ樹脂は、実は耐えられていないということがわかった。温度の高い環境だと劣化破壊が著しく早いこともわかった。といった内容でした。建築学会の論文集に発表しているので、エポキシ補修が争点となった際は活用してくださいとのことでした。大変勉強になりました。

続いて、走行中のEVに挟まれ、高校生の息子さんを亡くされたIさんから、事故とその後の捜査の問題など、切実な訴えがありました。いまだ原因究明が進まず、事故調査委員会すらつくられていないとのことで、周囲の方々に支えられての署名活動への協力のお願いをされていました。こうした生のお話を具体的にお聞きすると、本当に私たちの建築技術者としての仕事の責任の重さを感じます。Dscf5803

 そして、シックハウス訴訟として初の原告勝訴判決の報告を、原告の方はビデオレターでの報告の後、担当した越智弁護士と木津田建築士からその時系列や争点などについてお話がありました。越智弁護士は、数年前、地下室マンション建設をめぐる緑環境裁判の時ご一緒した方で、久しぶりの再会でした。

説明責任のお話や、相談したくてもどこへ行ったらいいのか、情報は氾濫していても必要なところに必要な情報が届けられていないなどの原告の方からの声が印象的でした。

 続いて4名の方をコメンテーターとして「建築士制度は消費者の権利擁護になっているか」というテーマでやり取りがありました。設計は委託か請負か、監理と管理の違い、報酬の件、設計と監理の分離、設計施工一体の課題などなど、、、それぞれが深みのある内容なので、それを掘り下げるには時間不足を感じました。最後の方に会場から、「消費者の前に居るのは施工者で、設計者はおまけみたいなものそれが現状。」「ここに居られるような建築士の方にどうしたら出会えるのか、消費者側からみたら探せないし、どこへ頼んだらいいかわからない。」といった声が出されとても印象的でした。その後に民法改悪の内容の説明やそのアピールなどについて討議し、この日の大会は終了しました。

 今、私の事務所でも、欠陥住宅問題(欠陥というまでではないものも含め)の継続的相談、協議物件が複数ありますが、逆に言うと、自らの仕事でも、ちょっとした事でその当事者になる可能性をいつでも含んでいるわけです。

氾濫する技術情報をきちっとキャッチし、過ちの無いよう、吟味し、説明責任をもういいです、といわれるくらいにしていかなくてはいけない…(笑)と思います。

また、建築士が一般の方々にどうアピールし、認知される努力ができるかも問われていますので、そうしたことも考えていかなくてはですね。

まあ、このブログも一つの小さなアピールの場といえるかとは思います。

写真は、プライバシー保護のため画質を落としています。

2009年12月 6日 (日)

駅のつっぱり君

先日京急の金沢文庫駅で快速特急に乗り換えようと思っていたのに

間違えて金沢八景駅で下りてしまいました。

ホームに、今時めっきり見かけなくなった、

大きな顔を突き出しているようなリーゼントヘヤを見かけました。(笑)

Dscf5767 平たい色眼鏡も

その上の額のしわも

なかなかな感じです。

ちょっとロボット系ですが。(笑)

この建物、

京急の金沢保線区の管理棟

のようですが、よく見ると

歴史を感じさせる意匠となっています。

全体は、こんな感じです。

傾斜地に張りつくように建っていて、

妻側には円形のステンドグラスが設えてあります。Dscf5768_2

つまり、棟木を支える束がそこに無い、、、

洋小屋組の屋根となっていて、かつ軒先、ケラバの納まりをいかにしてすっきりみせようかと考えられているように感じました。Dscf5768

星型のステンドグラスです。

なかなかです。

庇の出し方などを見る限り鉄筋コンクリート造

だと思うのですが、

打継ぎ目地などがすべて眠り目地として

表に出していません。

賛否両論ありますが、

こだわって建築されていることは想像できます。

この駅、いつもは通過してしまう駅で、そういえば茅葺きの住まいがあったな~と思い、

ホームの都心よりの方へ歩いていくと、ありました、ありました。

Dscf5770 石垣の台に屋敷林に囲われ、

左側が玄関で座敷角屋か、、、

入母屋になっています。

右側が母屋の寄棟。

方角としては東側面を

見せてくれていることになっています。

なんか、プラモデルでこうしたシリーズ(水車シリーズとか…)があったような、、、

そんな端正な佇まいですね。

今は住まいとしてではなく焼き物展示などに活用されているようです。

そして実はそのすぐ隣には、

Dscf5771

このような寄棟の茅葺きの住まいが

あります。

ただ、こちらは手入れはされていない様子…。

屋根の一部も落ち込んでいます。

雨漏りもあるのではないかなと…。

心配です。

古い住まいの維持管理は、

その仕事をこなせる職人の減少もあり、かつ手間もかかることから、費用的にも大変な負担が考えられます。

茅葺きの技術なども、地域で伝承されるような住まいづくりがなされていかない限り、どんどん消えてしまう…。

職人の技術を軽視してきた、メーカー住宅を中心とした工業化住宅による経済優先の住まいづくりの

罪は大きいと、こうした住まいが手をかけられず放置されている状況をみると思ってしまいます。

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