駅のつっぱり君
先日京急の金沢文庫駅で快速特急に乗り換えようと思っていたのに
間違えて金沢八景駅で下りてしまいました。
ホームに、今時めっきり見かけなくなった、
大きな顔を突き出しているようなリーゼントヘヤを見かけました。(笑)
その上の額のしわも
なかなかな感じです。
ちょっとロボット系ですが。(笑)
この建物、
京急の金沢保線区の管理棟
のようですが、よく見ると
歴史を感じさせる意匠となっています。
全体は、こんな感じです。
傾斜地に張りつくように建っていて、
つまり、棟木を支える束がそこに無い、、、
洋小屋組の屋根となっていて、かつ軒先、ケラバの納まりをいかにしてすっきりみせようかと考えられているように感じました。
星型のステンドグラスです。
なかなかです。
庇の出し方などを見る限り鉄筋コンクリート造
だと思うのですが、
打継ぎ目地などがすべて眠り目地として
表に出していません。
賛否両論ありますが、
こだわって建築されていることは想像できます。
この駅、いつもは通過してしまう駅で、そういえば茅葺きの住まいがあったな~と思い、
ホームの都心よりの方へ歩いていくと、ありました、ありました。
左側が玄関で座敷角屋か、、、
入母屋になっています。
右側が母屋の寄棟。
方角としては東側面を
見せてくれていることになっています。
なんか、プラモデルでこうしたシリーズ(水車シリーズとか…)があったような、、、
そんな端正な佇まいですね。
今は住まいとしてではなく焼き物展示などに活用されているようです。
そして実はそのすぐ隣には、
このような寄棟の茅葺きの住まいが
あります。
ただ、こちらは手入れはされていない様子…。
屋根の一部も落ち込んでいます。
雨漏りもあるのではないかなと…。
心配です。
古い住まいの維持管理は、
その仕事をこなせる職人の減少もあり、かつ手間もかかることから、費用的にも大変な負担が考えられます。
茅葺きの技術なども、地域で伝承されるような住まいづくりがなされていかない限り、どんどん消えてしまう…。
職人の技術を軽視してきた、メーカー住宅を中心とした工業化住宅による経済優先の住まいづくりの
罪は大きいと、こうした住まいが手をかけられず放置されている状況をみると思ってしまいます。
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