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2010年8月29日 (日)

信州からまつの森林・製材工場見学に参加してきました

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先日、長野県産材販路開拓協議会さんによる、信州カラマツを学ぶ見学会に参加してまいりました。

もう10年以上前ですが、山梨で別荘を計画する仕事の際、国産材の入手、価格についてなどを調べた時、信州からまつも検討しました。その時は採用に至りませんでした。。。

今回は特に今抱えている計画への具体的検討というタイミングではありませんでしたが、

勉強のつもりで参加しました。

まずは、青木屋さんという製材工場へ。

真壁の妻側に見える和小屋組が素敵なご自宅を横目に、工場へ。

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地元のカラマツとアカマツへのこだわりを感じました。

乾燥釜は2機。長さ9mまではいけるそうです。

主に構造材は、120℃の高温乾燥、フローリングなどの板材は90℃の中温乾燥で、

前者は1週間、後者は3日程度、蒸気で松ヤニを飛ばして行い、その後、自然乾燥させておくそうです。

釜から出したばかりの時で含水率7%程度、その後1ヶ月放置で10%程度に戻ったところで安定してくるとのことでした。

トラックで積まれてきたカラマツは、概ね50年もの。

比較的成長が早く、40年くらいまではねじれながら成長し、50年越えくらいから狂いが少なくなるのだそうです。

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梁用の尺を越えるせいの材も心持ちで切り出されていました。

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構造材として製材されているものは80年ものだそうです。

最大梁せいとしては、スパンにもよりますが、概ね尺5寸(450ミリ)程度までのようです。

逆に80年を越えてくると、それ以上は成長せず、心腐れが起きてくるとの話がありました。

戦前、成長の早いことから盛んに植林されたカラマツの伐採時期がまさに今で、

その活用、販路の開拓というのが使命となっているようです。

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乾燥させていた板材をフローリング用に、本実及びモルダー加工機にかけています。

節はそれなりにありますが、杉やヒノキの節に比べて、抜けや死節などは少ないようですが、その処理は木パテで埋めていました。

これまで何度か見てきた製材工場では、同サイズの節などで埋め木処理をされているのを見てきましたが、そうしたことはしていませんでした。

長期経年を考えたとき、木パテは頼りになるか、やや心配な気もしました。

こちらはアカマツのフローリングです。

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アカマツは、節が大きいこととくるいを考慮し、長さ2mもので出しているそうです。

仕上面は無節で、数量は決して多くは出ないようです。価格もきっと良くなりますね。。。

でもきれいです。経年で亜麻色になっていったらされに味わいが出るのではないかなと思われます。

価格表もいただいてきました。直接購入ができたら、検討できる価格といえます。

実際に、首都圏で工務店さんに指定した場合どうか、、、運搬費と経費が加算されてくると、1件の住宅のみの使用量程度では、やや高くなってきて、パイン材系に価格ではおされてしまうかなという印象です。

環境を考えて生産・エネルギーコストを抑えての国産材仕様を目指した住まいづくりを住まい手となる建て主さんが求められていれば、コストバランスで調整していけるかもしれません。

お昼は、小諸懐古園の草笛というおそば屋さんでおそばをいただきました。

手打ちの麺で大変美味しかったです。量が半端じゃなかった。。。(笑)

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食べても食べても底が見えない、、、。残すのが嫌な貧乏性ですからもちろん完食いたしました。

次に、ウッドテック秋富さんという木製サッシをつくっている工場へお邪魔致しました。

製作家具を手がけており、そんな中地域のカラマツを活かしたサッシの製作をはじめ14年ほどされているそうです。

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ホゾ加工機で加工した後、速乾Fで組み立て接着させ、精度をチェックした後、ビス固定して組み立てていました。

実質、受注生産をされているそうです。製作家具同様に手作業ですね。

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ちなみにこの1間間口の高さ約2mのペアガラス掃き出しサッシで、設計価格約40万とのこと。

開閉レバーが大きいこともあって、実質開口内法幅が狭くなってしまうことなども気になるところではあります。

また街中ですとどうしても防火設備対応のサッシが求められますが、そのあたりの対応にもやや心配な気も正直致しました。

サッシ枠材は、カラマツのほか、ヒノキと青森ヒバでも製作をされているとのことでした。

タモの集成材での製作も多いようでした。

最後に、 山に入りました。

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江戸後期1850年植林の人工林だそうです。

現在は、国の保護林として観察されており、伐採して活用ということはしないのだそうです。

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長野県の森林率は80%。その多くが活用されず、切捨て伐採され、活用できる量の実質2割程度を青木屋さんをはじめとし、こだわって頑張っている地元製材所さんなどが活用している状況とのこと。

また、最近では、針葉樹合板やLVL材などに使われてきたロシアカラマツに代わり、国産のカラマツの活用が増えてきているとのことでした。

現在、県内の製材工場をJASS認定工場化しようと動いているとのこと。

環境やらエコやら、森林を守るとか、耳にすることはあっても、実際には、大きな資本・経済活動を誘発させているだけで、自然素材の住まいといっても外材で囲まれていたり、、、

とてもおかしなことになっていることを、実感してしまいます。

県を上げてのPR活動といえる、見学ツアーでしたが、もっと末端の一般の方々に、楽しみながら関心を持ってもらえるようなツアーがどんどん増えていったら、世の中少しは変化するのかなとも感じました。

一般の方々の認識変革こそが、実は住まいづくりのスタート地点においてとっても重要なことなので。。。

それこそ、旅行会社と戦略を練ったバスツアーとか。

主催・企画のみなさまありがとうございました。

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