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2010年12月 6日 (月)

長期優良住宅の技術講習会にいってきました。

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先月になりますが、一般社団法人すまいづくりまちづくりセンター連合会が窓口となり

全国的に展開している、「長期優良住宅に関する技術講習会」に参加してきました。

その内容等については、ここで説明すると長文になるので避けますが、

通常、私たちが住宅設計を行なっている内容を、申請書式に従ってまとめて提出していけば、

その建築仕様・内容についてのハードルは、それほど高いものではないということですね。

断熱仕様等が、寒冷地でもないのにそこまで必要かどうかなど、細かくはありますが。

ただ、それらを申請書式等にまとめたり、手続き的不慣れさが煩雑で手間取ってしまうということかと思います。(それが大変といえば大変なんですが…。)

でもそれで、補助がいただければ、良いですよね。住宅ローン減税の特例にもなりますし。

さまざまな書式の中に、これは、通常設計業務でも使えそうだなと思えるものも少なくないと感じました。

例えば「設計内容説明書」。これは、住み手の方に説明するのにわかりやすいですね。

「各仕様チェックシート」も、建築の品質仕様グレードがどうなのかを知るのに参考になります。

「いえかるて」(住宅履歴情報)も、特段のマニュアル的書式は今の段階では無いようですが、これは、私などは今までも引き渡し時に、「維持管理のしおり」として、オリジナル版を作成し説明してきましたので、今、さまざまなオリジナルが出はじめたので参考にしながら改良していけるなと、思いました。こういうのが大事だと思っています。

長期優良住宅を設計する建築士事務所の登録情報というリストに入れていただきました。

といいつつも、実は私は、“長期優良住宅”という言葉が勝手なイメージを背負って独り歩きしてしまっているんじゃないかなと危惧しています。

そもそも、すべての住宅が、法や品質を確認し合いながら、長く住める。

もし、手放さなくてはいけない時が来ても、維持管理等がしっかり行なわれていれば、

適正に評価されて売買される。

これ、当たり前のことですよね。

これまで、そのための工夫や努力が、現場サイドで不足していたから、

今回のような、国策的なマニュアル化の動きにつながったわけだと思うのです。

ここで危険なのは、「マニュアルに従ってつくったものだから大丈夫」ということの独り歩きなんです。

“長期優良住宅”取得だから安心…ということへの見えざる危険性を疑う時代へと突入していくことになったなと。。。(性能表示制度でも一緒でしたね。制度を利用した住宅でもやはりもめ事は絶えない。。。)

住宅は、プラモデルのように工業化された部材を簡単組み立てで一定の品質になるといったものではありません。(ハウスメーカーのプレハブ化は、まさにこれをめざしたもの。)

現場での職人の技術や知識、マニュアル通りにはいかない部分への対処、そこにものづくりに関わる人々の経験や英知が必要なんです。

そこをどう住み手の方に見えるようにしていけるか、、、。

ここに、設計事務所の「監理」が役割を担わなくてはいけないと思うのです。

その住まいを維持していくときの“肝”を伝えていく監理報告書となるようにしないといけない。。。

どうしても専門的な内容が含まれてくるのですが、

つまりは、住み手の方も「おまかせ」では、本当の品質は手に入らない。

「設計に参加」して「現場に参加」していくことこそが最も重要なことなんです。

そうして、一緒に住まいづくりを経験してこそ、納得できるものになると。。。

かつ、“楽しい”。こうなったらもう、三位一体、最強のパートナーシップです。

これからの設計事務所、工務店は、マニュアルにのっかるのではなく、その本質を理解しつつ、さらなる住み手のための「創意工夫」が生き残りへの道なのだろうと思います。

と、自らはっぱをかけてみました。(笑)やることいっぱいだな~。

by S.小野

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