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2011年4月 3日 (日)

リフォーム工事でまず最初に行なうこと

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住まいを改善したい、リフォームしたいといった時、

キッチン・浴室といった住宅設備を新しく便利にしたい、

内部仕上げをきれいに、外壁の塗り替えできれいに、、、

あるいは部屋をつなげて広くしたい、いや部屋を一つ増やしたい、、、など

といった要望がきっかけですすめられていくことが多いと思います。

そうした要望の中には、あえて要望として明確に表明されていなかったとしても、

その大前提として、“構造的に安全である事”が含まれています。

しかしながら、さまざまな暮らしに接して思うのですが、この大前提となるべき

“構造的に安全である事”が

しっかり検討されること無くリフォーム工事が行なわれていることが、

実は大変多くあることに、びっくりしてしまいます。

例えば、TVバラエティの「ビフォーアフター」などで見られるビフォーのお住まいは、

まさにその場の要望そのままに改修を繰り返した結果、使い勝手も、維持管理も

将来にわたって使い続けられる改修が行なわれていなかった証のように思えます。

今まで一体どんな技術者たちが、どんなアドバイスをして面倒を見てこられたのか、、、

町場の工務店さんまかせの縮図とも言える問題ではないかと思います。

リフォーム工事を検討する際、一番最初にしなくてはならないこと。

それは、そのお住まいの状況を把握することです。

例えば、風邪をひいたのでお薬を下さいと町のお医者さんに行ったとして、

お医者さんは、そうだねと簡単に患者さんの言うことを鵜呑みにしてお薬を出したとします。

しかし、数年後大病である事がわかって、取り返しのつかないことになったら大変なことですね。

これと近い問題が潜んでいると思うわけです。

風邪をひいたと相談されたときに、しっかり問診をして、普通はこうだからこうだろうということではなく、あらゆる可能性を疑って、調べられることをした上で総合的判断をしていく。

これが大事と思うわけです。

つまり、

私たちがリフォームの相談にお伺いした時、最初に行なうことは、

要望をお聞きしたり暮らしぶりを観察するのはもちろんのことですが、

まずは建物調査です。

床下の状況をチェックしたり、天井裏、小屋裏の状況、、、。

湿気やカビ臭、白蟻、筋交い(耐力壁)の有無、断熱材、雨漏り箇所、腐朽・劣化箇所がないか、、、といったことのチェックです。

そして、耐震診断ですね。

そうした住まいの最も基本的な部分の健全化に掛かる費用を予測しながら、要望事項を組み合わせていく流れが大切なことだと考えています。

こうしたことに私たち建築士としての設計・監理の役割があります。

小さなリフォームだからといって、リフォーム会社や工務店さんまかせにせずに、

設計事務所を活用していただけたら、、、と、

願わずにはいられない気持ちになったりするわけなのです。。。

文字のみ、かつ長文、しかも理屈っぽい話に、

最後までお読みいただきありがとうございました。

S.小野

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