ムードポップス
「ムードポップス」。
その響きだけで昭和な感じがします。
大きな木製のステレオセットにレコードをまわして聴くイメージです。(笑)
でもレコード屋さんではなさそうなんです。
せっかくの角地なのに、大きな間口を設けていません。
なにかSONY関連の仕事をされていた事務所なのかもしれません。
角地の部分にが斜めに面がとられ、
その部分を縦格子が1階から2階まで通して設置してあったりと、意匠性もあります。
樹木は勢いがあって、剪定するなどしないと、建物への影響もありそうです。
木製のサッシとスチールサッシとが混じった開口部です。
しかし、今はひっそり、撤去されるのを静かに待っているように見えます。
この日は、満月があらわれて、よりムードな感じがした気がしました。
このくらいの建築(意匠的価値、文化的価値云々)でも、当たり前に、
できればいかして活用しよう、というところまで、
文化的に行き着いてほしいものです。
街並みの風景は、ゆっくりとした更新を願っているように思うからです。
by 小野
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