昭和マーケットが消える…
私の住む川崎区昭和
その名前の象徴的ともいえる、区内最後のマーケットの解体が始まっていました。
昭和マーケットの事は、過去ログでも書いていますので、
ご参照いただければと思います。
2010年時点では、まだ営業しているお店もありましたが…。
2017年に、商店街表向きのおもちゃ屋さんが抜けてしまいました。
子どものころはお世話になったおもちゃ屋さんでした。
(TVドラマのロケもされていたこともありましたね。)
そこからが早い展開となって、その隣が切り離されて、
次々に解体され、一部は小さな住宅に建て替わっていきました。
アーケードのようになっていた部分に「昭和マーケット」の
オレンジの看板が付いていたのですが、
2年ほど前の台風時に破損してしまっていました。
そして最近、いよいよマーケット内部の方も解体が始まりました。
この後、どのように土地活用されて行かれるのかは、
今のところ特にお知らせ・掲示物等も無く、わかりません…。
商店街の歴史の生き証人のような存在だったマーケットの損失は、
時代の流れとはいえ、大きいと思いますしやっぱり残念だなぁと思います。
これまで、たまーに、建築系の学生が、研究テーマに闇市的な風情の残るマーケット空間を
研究対象にされているとかで、なぜか薄くしか取り上げていない^^:このブログを見て、
連絡をくださる方がいましたが、
もう跡形もなくなっては…。それも無くなるなぁ。
あと残るは、近場だと、幸区の小向マーケットくらいかなぁ…。
令和のさらに先の時代における、商空間とはどうなっていくのか、
街の姿にどのように社会が映し出されようとするのか、
正直、あまり明るい未来を感じられないのもつらいところです。
成立しにくい新築アパートなんかがつくられるより、
いっそ公園的な活用ができるシステムを構築できないものなのだろうかとも妄想したりします…。
by.S.Ono
« 妙蓮寺前住宅地の石碑 | トップページ | 久しぶりの近況です。2022年ももう後半戦。 »
「川崎区内 愛すべき街かど」カテゴリの記事
- 昭和マーケットが消える…(2022.06.12)
- 川崎の同潤会戸建て住宅の続報…(2020.04.11)
- 茅葺きの民家がまた一つ姿を消していました。(2012.04.07)
- もしかして、同潤会現存のひとつか(2011.11.02)
- 車寄せのあるビル(2011.10.23)
コメント