フォト
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

最近のトラックバック

ウェブページ

他のアカウント

無料ブログはココログ

 本の紹介など

お勧め~最近読んだ本など

2016年4月11日 (月)

たまには最近の読書など

久しぶりに、読書の話など…。
先日、神奈川新聞紙上でヘイトスピーチを特集していた中で、
作家の深沢潮さんがコメントされている回があり、興味を持ちまして、
まずは1冊手に取り読んでみました。
「ハンサラン愛する人びと」
在日同士のお見合いを仕事としているお見合いおばさんを中心に、
結婚とは、
家族のあり方とは、、、
複雑な状況を抱えながらのさまざまな苦悩が、綴られていました。
と、こう書くと、えらく堅く、重~い小説のように思われるかもしれませんが、
それが不思議と面白く、サラっと、あっという間に読み切ってしまいました^^;。
同年代の女性作家の文章ってすごく読みやすいな~と感じます。
一時、角田光代さんの書を数年にわたり読み漁っていたこともありましたが
(10数冊は読了^^;)、やはり家族のあり方など、重いテーマが潜んでいるにも関わらず、
スっと入ってくる。疲れない…。
家族のあり方って、日本でも今以上にきっともっと複雑化し、
異文化が交じり合っていくのだろうと思うし、、、
人間の心模様の描写は、
人の興味を惹く普遍的なものにさえ感じます。
この小説も、一見、特殊な世界を描写しているように思うのですが、
誰でもその世界の心情に入っていけることを感じました。
もう数冊チェック読みしてみようかと思っています。

Img_6231

面白かったです^^;
by S.Ono

2013年2月28日 (木)

最近読んだ本の話など

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村

今年になってから、数冊に渡ってまとめて読了したテーマ。

それは日本における差別の問題と街並みについて。。。

そのうちの2冊を簡単ですが紹介してみます。

1つは「居住の権利」とくらし~東日本大震災復興をみすえて~

もう1つは「日本の路地を旅する」

Dscf1547

です。

昨年、中上健次を重い読感の中で読み、改めてこの分野を知っておきたいと思ったのでした。

もう15年以上くらい前に部落解放運動の歴史をまとめた文庫を読んでいたこともあったし、同和といわれる問題や被差別部落の問題や暮らしや街並みに興味を持っていたこともありました。

建築紛争などに関わっていると、たまに、こうしたテーマに行き着くこともありました。

歴史的に身分制度の中において、エタ、非人といった位置づけをされ、奴隷的集落といった形で差別されてきた。

暮らしや仕事は、地域性があるにせよ、人の嫌がる分野が主とされ、他地域とのつき合いそのものがさまざまな目によって阻害されてきたことがある。

そうしたことは、現代社会において、あまり気にして感じたことは無い方がほとんどだと思うのですが、なにか問題が起きたとき、普段は目に見えなかった顕在化した、被差別地域問題が顕著に現れてくる。。。

そうしたことが3.11東日本大震災の復興の場面でも、起きている。。。

マスコミにはほとんどこうしたことは報道されることは無いのですが、日本の歴史の一端を再認識します。

生まれ育った地域の違いだけで、生き方の選択枝が変わっていく、それが被災した際の復興支援を受ける際にも平等に扱われない社会の闇が、今だ多くの方々が背負って生きていることを知らされます。

街並み歩きが好きで、特に古く歴史が感じられるエリア、人々の暮らしが表出した街並みというものにどこかほっとする感覚を私自身持っているのですが、そんな表の部分だけを観賞するのではなく、さまざまな歴史のドラマに想いを馳せ、その痕跡を発見していくような街歩きをしていきたいものだなと思いました。

歴史は、何も無かったかのように覆いかぶせてしまうのはいけないのではないかと思っています。どんな歴史であろうと、語り継ぐ方がいて、街並みにも継承され、自信を持って教訓としていける差別の無い尊重型社会となってほしいと思っています。

いっぱい勉強しなきゃです。

by S.小野

2012年5月 4日 (金)

「森の思想が人類を救う」 まさに。。。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村

だいぶ前(2年前くらいかな)に読んだ本ですが、たまにの紹介です。

世間はGWということですが、自営業主としましては、あまり関係ないのが実情です。

というより、そもそも「休み」とはなにか「仕事」とはなんなのか、

人が生きるとはどういうことなのか、ということに行き着きます。

生きのびるには、自然に逆らわず感謝を持ちながら最低限の狩りをする。

その原則的な循環の中、地球上でたまたま今を生きている。

どんなに狩りがうまくても、それを誇ったり、過剰な狩りをするなどすれば、

妬みや軋轢を生む…。

自分のために生きているようでいても、

自分が生きていることで、感謝されたり、大切な存在なんだと感じられることで

生きていられる。

それが無かったら、生きていても死んだようなここちになってしまうのだろう。

生きていることそのものが仕事なのだとすれば、

誰かの役に立つために、感謝されるために、日々を過ごしていることが、

仕事でもあり、幸せなこと…そんな風に思える。

どんなにお金があってもなくてもその姿勢は変わらない。

そこには、決められたカレンダーなど無いし、決められた休みなども無い。

仕事は、考えること、知識を高めることは、無限に広がる。

目の前の役割を、できることを自然に逆らわず、やっていけているか…、

その禅問答の中において、自ら休みを設けることすら困難だとも思えてくる。

つまりは、本能のままに、人に役立つことを考えていくことさえ身につけば、

相当ストレスレスで生きてゆけるような気がします。

というわけで、広い意味における仕事を今宵もしている次第です。

214qheek4dl__sl500_aa300_

本の紹介のはずがとんだ脱線をしてしまいましたが、実はそうでもない。

「森の思想が人類を救う」梅原猛著 小学館

内容は、日本の信仰や宗教観、哲学の話ですが、

まさにスモール・イズ・ビューティフルと近い考え方に集約されてきます。

自然環境と人との関係を再発見する、そんな本です。

少々難解なところもありますが、とっても刺激的で納得させられますよ。

GW前半は、約一年ぶりで東日本大震災の被災地を仕事(ボランティア的相談業務)も兼ねていってきました。感想や想いは、別のwebへ公開されることなのでここでは省略します。

後半は、どこかで半日くらい、横浜市内の関東大震災・戦争復興の視点で、いくつかの舞台となった地域での状況を街歩きしてきたいと考えています。

by S.小野

2012年3月 6日 (火)

たまには本のこと。いやー疲れた『枯木灘』。。。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村

趣味の一つに読書と記している私は、この約1年間で、文庫を25冊くらい読みました。

概ね毎月2冊くらいのペースという感じでしょうか、

大体は、現場や打ち合わせへの移動中の電車内か、就寝前に読破しています。

傾向としては、比較的軽く読みやすいタイプが好みで、映画を観るように読んでいます。

作家さんへのアプローチは、○○賞受賞作から始まり、その解説の方が作家だったりしたら

そちらへたどってみたり…。

音楽を探索するのと一緒ですね。

かっこいいベースラインや音色だったりするとそのベーシストの参加している楽曲を探したりと。。。

まあ軽い捉え方になるわけですが、

実はかねてから46歳になる前に読んでおきたいと思っていた小説がありました。

すでに46歳になっているわけですが、、、

それを最近読み終えました。

私の場合、大概の小説は、長編でも正味5~6時間もあれば読破するのですが、

それは、その4~5倍はかかったように思います。

(結局、暮れから読み始めて約3ヶ月を要しました…。)

その小説とは、46歳でこの世を去った、中上健次の『枯木灘』です。

さまざまな作家さんから、中上健次の小説についてのコメントが出されるたび、

いったいどんな世界観なのか?興味をもちつつも、いままでどこか遠ざけていたような気がしていました。

健次の出身地である紀州という舞台(地域)にこだわっているあたりも興味をそそられる点でもありました。

なんとか読み終えての感想は、まず、疲れたなーということ。

主人公をはじめとした人間関係が複雑でなかなか頭に入ってこなくて、

前半は、なんども読み返しながら、人間関係図を確認したりして、いましたが、

後半は、その世界観へのフェンスが取り払われてきて、入っていけた気がしました。

難しい解説は、さまざまな方が書評をされているでしょうからしませんが、

人の生とはどういうものか、、、癖になりそうな怪しい媚薬を飲まされたような

そんな感覚になりました。

これは、映画・映像にはしにくいだろうなとも思いました。

そしてまた数年したら再読してみようとも思わされました。

今度は『十九歳の地図』にチャレンジしてみようかな。(しばらくしてからですけど)

なんといっても、疲労感が残ってしまい、気分がグレー(ブルーではない)になってしまうので。。。

ということで、また、軽めの現代作家さんの文庫を読み漁っている状況に戻った最近なのでした。

by S.小野

2010年12月26日 (日)

またまた最近の読書、村松先生の著…。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村

このところ、読書の話が続いていますが、

なんだか、ドタバタしている時に限ってというか、喧騒から逃れるように(笑)

本を読みたくなってしまう、、、。

昔購入したっきり、最後まできちっと読み終えていないような本、

読んだはずだけど、その時は気持ちに入ってこなかったような本、、、

そんなものを読み返しています。

学生の時購入した

『日本近代建築の歴史』村松貞次郎著 NHKブックス

昭和52年が初版。手持ちは昭和60年10刷発行版。

Dscf0050

村松先生は、当時建築史の講義をされていました。

それもあって、購入したのだと思います。

でも若造であった私は、興味としては上の空で、

右から左に流し聞いていただけだったのだろうと思います。。。

しかし、、、今、読むとなんて面白い!

というか自分なりの解釈も加え、想像しながら読み進められるではありませんか。

私がググッと入っていけたのには、

本書は、よくみられるような単に歴史的建築物の評をしているのではなく、

日本の幕末以降から昭和の戦後までの時代における社会的背景や、経済、

そして、建築教育がどうであったか、

また、国がチカラを入れた流れと地域・民衆の建築のチカラ、など

そして、そんな中発生してきたさまざまな建築運動の様子など、

生々しささえ感じられるように紹介されています。

これを今、読んでみて思うのは、

こうした歴史の流れの中にたまたま今を生きているんだと再認識したこと。

そして、これからの日本の建築や住宅、しいては地域特有の街並みのあり方が、

マニュアル化の助長や経済や社会最優先となっている現在、

この先どのような方向づけが必要なのか、

ということを今の建築士たちが、しっかり議論して、

次の世代に残していかなくてはいけないんだということを

伝えようとしていると感じました。

一つ一つの仕事の意義を考えていかなくてはいけませんね。

そんな思いがしました。

この本に続いて、今は、

『近代日本建築運動史』松井昭光 監修、本多昭一 著 ドメス出版

を改めて読みすすめております。

ちょっとマニアックでしたでしょうか?(笑)

ブログですから、一般の方向けの本の紹介をしないといけませんね。

以後、ぼちぼち書きますね。

by S.小野

2010年12月 5日 (日)

読書の秋 ~その2

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村

“読書の秋”その2です。(笑)

私は、もっぱら古本屋で、、、のパターンですので、

従いまして、大体数年遅れとなります。。。

建築関連、住宅関連書籍は、言うまでも無く、相当量読んだりするわけですが、

私の場合、年に数冊は、ビジネス本を読むことを忘れないようにしています。

仕事の仕方などのヒントになることを、

違った分野から見出せないものかとの想いからです。

今年は「もしドラ」ブームなどもあって、ドラッガーを読みたいなとも思っていましたが、

古本屋へいっても、ブーム系はあまり無い…、ましてやAmazonもブーム系は安くない…。

ビジネス本とは言えないかもしれませんが、古本屋の100円カゴからこれらをチョイス。

41ibujv63xl__sl500_aa300_

517hmpcz16l__sl500_aa300_

「ご飯を大盛にするオバチャンの店は必ず繁盛する」島田紳助著 幻冬舎新書

「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」遥洋子著 ちくま文庫

なんだタレント本じゃないですか~。(笑)今までにないチョイスです。

前出は、ビジネス本というよりは、自叙伝的成功術とでもいった内容。

短時間でさらりと一気読み。。。

働くということについてや、人が生き生きとしていける現場のつくり方、など、

そのエッセンスは、参考になりました。

後出は、タイトルからは想像しにくいのですが、フェミニズム、ジェンダー論への

関心をくすぐろうとした内容でして、、、

読みやすさを出そうと、面白おかしく書かれているようですが、内容はなかなかのもの。

上野千鶴子著を読んでみたくなりました。

と、そんな想いにさせるだけでも役割を果たしているんでしょうね。

また、大学に戻って、研究生活がしてみたくもなりました。(笑)

今回の2冊は、おすすめの本といえるかどうかは微妙ですが、

本て、不思議な力があって、どんな本でも、必ず、参考になるエッセンスが潜んでいるものだと感じます。

それを、感じ取ることができるかどうかは、その時の状況や気持ち的なもので変化したりもしますね。。。

以前は、つまらないなとかくだらないないとか感じていたものでも後になって読み返したら、いろいろ考えさせられたり、、、。

そういう意味では、自身の持つヒントの引き出しにいろいろと詰め込むことはできたのではないかなと思います。

本との出会い。。。みなさんは、どんな本と出合っているのでしょうか。

あっ、今気づいたことがあります。

趣味は?と聞かれたとき「読書」と答えても良いかもしれないと。。。

by S.小野

2010年12月 4日 (土)

読書の秋 ~その1

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村

“読書の秋”といいますが、みなさんはどんな本に触れていますでしょうか。

私の場合、古本屋さんかAmazon.comで100~500円程度の安いものを大量ゲット。

今年は、建築グループの研究学習会で福岡に行ったりということもあり、

移動中などに相当いけると、あれこれと読みふけました。

まずは、こんな2冊。。。

311hj6pp5ql__sl160_

41yjoeh8ddl__sl500_aa300__2

「わかりやすく<伝える>技術」池上彰著 講談社現代新書

「話す力、伝える力。」箱田忠昭著 成美堂出版 です。

私たちの仕事は、技術職である事には間違いないのですが、

実際は、住まい手、造り手とのコミュニケーション、プレゼンテーションの能力

こそが、技術として求められることを実感します。

また、セミナーや講演などでお話をさせていただく機会もありますが、

それが内容は別として、話がわかりやすかったかどうかといった視点で評価されることが

少ないので、不安に思うこともあるわけなんです。

そこで、この手の書にヒントを得ようと企んだわけです。(笑)

いや~、参考になる事だらけでした。。。

後出の書では、語り口のつなぎ言葉についてや、話すスピード、タイミング、

姿勢やしぐさ、表情に至るまで、なるほどと思ってしまうこと満載ですね。

これを読んでから、今まで、この人はすごく温厚なのに説得力があってすごいなと、

ぼんやりと感じていたことが、

なるほど、こういう切り出しをするからなんだっ、とか、

少し予告させてから本題に入るから聞きやすいんだ、とか、

その聞き入れやすく話す技術が理屈として見えてきたような気がしました。

そんな風に、観察すると、やっぱりすごい人なんだな~とさらに感じ入ってしまうものですね。

これからは、意識的に、さらなる伝え方上手を目指していきたいと思っている次第です。

読書の秋は、その2に続きます。。。

by S.小野

2010年10月 9日 (土)

ハウジングプア~読みました

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村

8月の終わりの新建築家技術者集団40周年記念シンポで、NPO自立支援センター・もやいの稲葉氏の話を聞いた際、著書「ハウジングプア」を購入しました。

ちょっと間が空きましたが、一気に読み終えました。

Photo

私自身、本書の中にも出てきます山谷地域で活動している、NPO自立支援センター・ふるさとの会の活動支援や居住施設の改修提案、設計監理、維持管理の支援などに、かれこれ10年以上関わってきていますが、

ここ数年のホームレスに至る状況や

地域の高齢者、障害を持った方たちの抱える暮らしの状況、

若い人たちの職と住の関係など、、、

多様かつ複雑に絡み合ったような、、、なにか著しい変化を感じていました。

「ハウジングプア」では、このあたりのいわゆる社会的貧困問題を包括的に分かりやすく解説してくれています。

また、本書のような内容の書は、重いテーマであることもあり、

とかく十字架を背負わされるような重たい気持ちになることもあるのですが、、、

なぜだか、さらっと読み進めることができたのです。

重たいテーマに多少なりとも関わってきたことがそうさせるのか、分からないのですが、

全体として、とても簡潔に語られていて、

問題点をひろげてみせて終わるのではなく、提案までしてみせて、

まだまだ検討していける余地があり、そこをぼんやり想像できるところに、

どこか光が差しているように感じられるせいなのかもしれません。

あるいは、ご本人の温厚なキャラクターなのかもしれません。

決して特別な人に起こっていることがテーマなどではありませんから、

きっかけとして手に取るにはおすすめです。

この連休は、以下のシンポジウムに参加してまいります。

ふるさとの会・支援付き住宅推進会議 共催シンポジウム2010
~ひとりになっても 認知症になっても 安心して地域のなかで暮らし続けたい~
「四重苦」を抱えた方々の支援と

『低所得・単身・高齢要介護・認知症などの障害』という生活困難の重複
地域での新たな互助づくり(「絆」の再生)

by S.小野

2010年4月14日 (水)

14歳からの仕事道~読んじゃってます

そもそも、子どもに読んでほしい本を探していました。

村上龍の「13歳のハローワーク」はベストセラーで知っていましたが、

これと同様の中古本を検索して出てきたのが、玄田有史の「14歳からの仕事道」

と「将来の夢探し!職業ガイド234種」集英社の3冊。

アマゾンの中古本から購入しました。

子どもに渡す前に、まずは自分で読んでおこうと目を通した次第です。

正直なところ、「13歳の~」と「将来の夢探し~」の2冊は、期待はずれでした。

(これは渡さないほうがいいなと判断。)

一言で言うと職業辞典のような感じです。それも一つ一つの職業の内容もちょっと薄っぺらな感じ。。。建築士の項についても、さらっとした感じで…まあ間違ってはいないかも知れないけど。。。

4652078064_2 

しかしながら「14歳からの仕事道」は、働くとはどういうことか、自分と向き合う内容となっており、壁にぶち当たった大人が読むにもいい感じなのです。

私は「ともに学ぶくらしすまいの会」という会に関わっていますが、その主旨文に書いたのと同じような言葉が冒頭に出てきます。(青文字は抜粋部分)

「情報社会になったおかげで、十代や二十代の選択や価値観が多様化したなんて言う人がいますけど、私はそうは思いません。

むしろ情報があまりにも増えたせいで、みんなやりたいこと、選びたいことが見つけにくくなった。それに選んだとしても、あるいは選んだつもりになっていても、実際にはどこの誰か、わからない人の「おすすめ」情報に流されて、みんなが同じようなことを言ったり、選んだりしている。

むしろ、多様化よりも画一化のほうが進んでいるようにさえ、感じます。」

まさに、住まいづくりの分野で感じていることと同じやないかと。

また、「勉強とは、わけのわからんことにあきらめないこと」

仕事の中ではわけのわからんことだらけだから、そこで、あきらめないことを身につけることが大切だと…。

なかなかいいです。

後半は「中退道」へと話は及びます。

実は、我が家の子ども…中学不登校がいます。

成績も何もないので、高校進学も困難では無いかなと思ったことと、そもそも自分のことは自分でやれることを身につけて、自立心を持ってほしいと思ってのきっかけ本探しでありましたが、

私自身も学ばさせてもらったといったところでした。結構お勧めです。

by S.小野

2010年4月 5日 (月)

スモール・イズ・ビューティフル を読んでいます

作者:E.F.シューマッハー(といってもF1レースのシューマッハーではありません。(笑))

という経済学者が、1973年出版(といいますから37年前ですね。)の書籍です。

第二次大戦後石炭産業に従事していた経験から、化石燃料を動力として成長を続ける文明の根底的批判に端を発しているようです。

翻訳本なので、言葉の羅列にやや読み取りにくさはあるのですが、

ものすごく刺激を受けています。

1587301

多岐に渡る分野に対して、試算などもしながら、社会に警告を行っています。

37年前とはとても思えず、現在の状況そのままに通用する内容です。

これを読んでしまったら、ちょっとやそっとのエコなんかでは済まされない…、

社会構造そのものを全世界的に見直さなくては、技術革新なんかが解決するなんて妄想にすがっていたら大変なことになる。。。

原発推進の環境改善なんて空想でしかない…。

なんだか預言書のようでさえあります。

すごく危機的状況に向かってきているように思います。

(少々抜粋してみます。)

『工業の分野では、小規模の技術、非暴力な技術「人間の顔をもった技術」を開発することによって、賃金のためだけに働き、余暇時間の楽しみにはかない時間をかけるのではなく、楽しみながら働くことができるようにすること。』

『貧しい人たちを救うのは、大量生産ではなく大衆による生産である。』

『大衆による生産においては、誰もが持っている尊い資源、すなわち働く頭と器用な手が活用され、これを第一級の道具が助ける。大量生産の技術は本質的に暴力的で、生態系を破壊し、再生不能資源を浪費し、人間性を蝕む。』

などとあります。

住まいづくりにもリアルに感化します。そうそうその通り!と。

私などは、宮崎アニメの「もののけ姫」も連想しちゃいます。

51mt62x77vl__sl500_aa300_

2000年には、当初2000年予測も散りばめられていたこともあってか、再論も出ています。

というか、イギリスにはシューマッハーカレッジという彼の理論を学ぶ場があって、日本から学びにいっている方もいるようです。

近年、この「スモール・イズ・ビューティフル」の再読や学ぶセミナーなどが開催される動きもあるようです。

まだ最後まで読破できていませんが、うなずけます。

エコ○○などになびきすぎずに、本当に必要な人間生活とはどうあるべきかをグローバルな視点を持って考えるきっかけには、うってつけの本ではないかなと感じています。

と、久々の本の紹介でした。

by S.小野

より以前の記事一覧