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この夏休み中に、近所の中学校の職業体験授業の場所ととしてエントリーをしました。
建築設計事務所の仕事ってどんななのかを知ってもらう機会として、
とても良いことではないかと思った次第です。
朝から夕方までの1日。3名の男子が来ました。
職業体験といっても、なにをしようか結構悩みました。
そもそもどれほど関心を持って来てくれるかも分からない…。
どっか選ばなきゃいけないから、くらいな感じだったり、やんちゃな感じだと、
まじめにやりすぎてもダメだろうし、、、。
現場へ連れ出そうかなど、、、迷ったのですが、結局。。。
最初の約40分くらいは、設計事務所の仕事について少し話し、
図面や模型などを見てもらいながら、その役割について話しました。
退屈そうにしていたので、そこからは、課題に取り組んでもらいました。
学生の時の最初の演習課題でもあった、「5m立法」です。
5m立法(向きなど自由)という大きさに、建築空間を作るというもの。
・街中でも、山でも海でも傾斜地でも、ロケーションは自由。
・自分の隠れ家、趣味を楽しめる居場所を考えよう。
まずは、スケールの扱い方などを伝えて、
趣味は?どんなことしてるときが落ち着く?
などと聞きながら、何を大事にした場所をつくれるか、平面図を描いてもらうことに。
1階でも2階でも、屋根があろうが無かろうが自由に考えて!と。
後半は、それをスチレンボードで模型として表現してもらうことに。
ということをしてみました。
最初にみんなが当たった壁は、
便所ってどんな大きさ?お風呂ってどんな大きさ?など。
つまり、暮らしのモジュール、スケール感覚が分からないってところ。
平面図をスケッチするにも、それらの大きさがイメージできていないと、
描くことも難しいってことですね。
中にはちょっとやんちゃな子もいたようですが、
ここでは、みな子ども工作教室みたいに楽しく集中して(昼食もとらずに)取り組んでいました。
そして、やっぱり3者3様…。

やりながら、場当たり的に変わっていってしまったり、する子もあれば、
ここではこうする、だからこうなっていると、しっかり想いを形に出来ている作品もありました。
(例えば、真ん中の作品では、すのこのようなものがありますが、そこに座って釣りをする。つまり海に向かって開いたロケーションをイメージしています。)
私も一緒に作業をして模型までその場で作りました。
(未公開としておきます。公開希望があればメールください。
記事にしようか検討します。(笑))
はてさて、こうした体験を通して、中学生の関心に触れることが出来たかどうか、、、。
楽しんでくれていたことは何より良かったと感じました。
by 小野
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